“ファンがお金を支払うことで、アニメ制作に携わるクリエイターの健康を継続的にサポートでき、そのリターンとして作品や制作にまつわるコンテンツを閲覧できるWebサービスです。YoKIRINにコンテンツを提供しているクリエイターは、リターンをファンに提供することで、健康の維持向上に役立つモノやサービスといった健康サポートを対価の支払いなく利用することができます。”
※キリンホールディングス株式会社『Why YoKIRIN?』より引用(https://yokirin.kirin.co.jp/Page/service.aspx)
一口にアニメ業界といっても、多様なジャンルの作品があり、クリエイターの職種もさまざまです。YoKIRINでは、あらゆるステークホルダーに広く共感してもらえるような世界観(情景、キャラクター、キャッチコピー)を作り出すことがキーでした。
ご担当者様がこれまでの経験や検証で得てきたユーザー理解(サービスに込める想い)をヒアリングし→その内容をイラストに落とし込み→ブラッシュアップする。という工程を繰り返し、メインビジュアルの世界観を共に作り上げました。
現実世界と乖離がないようなリアリティある風景、世界観を強化するための描き込みなどを工夫いたしました。
メインビジュアルの世界観を作ることと並行して、ブランド表現(トーン&マナー)の策定も行い、あらゆるコンタクトポイントで統一したコミュニケーションを行うための土台を作りました。
サービスにとって特に大切にすべき点を言語化したことで、UIのあるべき姿も明確に定まり、心地よく使えるサイトをデザインすることができました。
また、サイトの実装は他の開発会社様が担当することになっており、プラットフォームの制約も考慮しながらデザインの制作を行いました。
サービスの魅力がより伝わるようにメインビジュアルのイラストに対してアニメーションを施し、併せてローディング画面のモーションも制作しました。
アニメーションでは、線画から徐々に着彩されて完成へ向かっていく様子を、ローディングモーションではYoKIRINのロゴにある鈴が左右に揺れて音が鳴る様子を表現しています。
サービス内容と親和性のある動きをつけたことで、インパクトのあるリッチなトップ画面を実現しました。
YoKIRINのサービスビジョンである「感謝と期待を込めた恩返し」を、ノスタルジックで儚さと決意を感じられる心象風景で表現することで、世界観が伝わるサイトを実現しました。
弊社にて制作した各種制作物は開発会社様にて実装され、2024年春よりサービスが開始されています。
新規事業の展開にあたり、事業としての提供価値や世界観を踏まえ、サービスデザインを具現化するうえでニジボックス様にご協力いただきました。コンセプトの落とし込みからサービス全体のUI設計まで、共に試行錯誤しながら取り組んで頂いたことで、一貫性のあるデザインを実現できたと感じています。特に印象的なメインビジュアルについては各所で好評を頂いております。ありがとうございました。