ピッチとは、主に「資金調達」を目的とした、「投資家へのプレゼンテーション」のことを差します。
語源は英語のピッチ(pitch)であり、元々は「投げる」「設定する」「調整する」ことを意味していました。 ピッチとプレゼンテーションとの違いは、発表をする対象、時間と内容です。 一般的に、プレゼンテーションが多数の対象者に時間をかけて詳細な説明と提案を行います。一方、ピッチは少数の対象者に短時間で新規ビジネスなどのアイデアを売り込みます。
勉強会に関しては、『サービスアイデアの磨き込み』と、『ピッチについて』の2回実施いたしました。 『サービスアイデアの磨き込み』では、アイデアニーズ検証の重要性、ビジネスモデルキャンバスの考え方や書き方、仮説を具体化する方法、仮説を検証する方法などを説明させていただきました。 『ピッチについて』では、ピッチ資料の構成要素、蓋然性と成長性の整理、事業機会の考え方、資料デザインのテクニック、ピッチプレゼンのテクニックなどを説明させていただきました
起案者1名につき1時間のメンタリングを2〜3週間に1回の頻度で、計3回実施いたしました。 メンタリングでは、なぜその事業をやるべきなのかを起案者に問いながら、どのように事業化していくのか、そのために何を検討すべきなのかについて壁打ちをすることで、サービスアイデアのブラッシュアップを支援しました。
また、コミュニケーションツールとしてSlackを使用し、メンタリング以外でもオンラインでいつでも相談できる環境をご提供しました。起案者から気軽にご質問いただいたり、こちらから検討項目の進捗をお伺いしたり、双方向のコミュニケーションを円滑に保ちながら進行させていただきました。 事務局担当者様とも、同様に起案者の状況をお互いにシェアし、常に方向性をすり合わせながら進行いたしました。
プレピッチはリクルートで社内新規事業育成組織を率いていた実績を持ち、ニジボックスのUXデザインリードでもある、執行役員の丸山同席のもと、本番さながらにピッチの発表と質疑応答を行いました。
プレピッチでは、評価軸の他に、聞き手に対して「顧客の課題に共感してもらうことができるか」や「事業の魅力が伝わるかどうか」という観点での質疑応答も実施、最終的な事業アイデアのブラッシュアップを支援しました。
最終ピッチに向けての準備完了までがスコープでしたが、本番の最終ピッチでは伴走させていただいた4名中2名が審査を通過をし、事業検証のフェーズに進むことができました。
ニジボックスが大切にしているUXの顧客視点とリクルートの新規事業育成の思想が結果として結びついた瞬間でした。
事務局と起案者の皆さまから感謝のお言葉をいただくことができ、2019年度のイントラプレナープログラムの成功に貢献することができました。
経営層に対して実施する、最終ピッチに向けてご支援を頂きました。
数回にわたる起案者本人とのメンタリングでは、事業面の解像度を上げていくだけではなく、本人が「根本的に何を解決したいのか」について丁寧に深掘っていただきました。
親身になって関わって下さったことに、我々事務局だけではなく、起案者たちも感謝しておりました。