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サービスのアイデア段階から共創してくれる制作スタイル

株式会社リクルート

リクルートご担当者様とニジボックス社員の集合写真

PROJECT

iction!

2015年夏に開始したリクルートグループ横断のプロジェクトである『iction! (イクション)』は、「子育てをしながら働きやすい世の中を、共に創る」をコンセプトに活動。2019年9月には、「十人十色の働き方を、みんなでつくるプロジェクト」とコンセプトを進化させ、雇用に関する社会課題をリクルートグループ各社の事業やCSR活動を通じて解決していくことを目指している。

サービスのアイデア段階から共創してくれる制作スタイル

中井:今回ニジボックスにご相談いただいた経緯を教えてください。

ニジボックス 中井 潤の写真
中井 潤
株式会社ニジボックス UI/UX制作室 UXグループ マネジャー
自身のマーケティング経験を生かし、入社直後にグロースハック商材の開発/受注に成功、ニジボックス社内AWARDを連続で受賞。UXデザイン領域のコンサルティング事業の拡販などから、全社MVP獲得。イベント登壇などでのフィードバックを続けることで、日本のUX業界全体のデザインリテラシー醸成に専心。
リクルート 二葉 美智子 様の写真
二葉 美智子 様
大学卒業後の1999年、リクルートに入社。人材領域の営業を経て、2005年から中国展開を担当。約4年の上海赴任後、グローバル人事や中途採用、ダイバーシティ推進、CSRを担当し、2016年4月よりiction!プロジェクト事務局長に就任。

二葉様:iction!プロジェクトは、リクルートの既存サービスを展開している事業部ではないので、制作チームなどの商品開発のプロがいるわけではありません。そのような体制の中で、今回は予算やスケジュールも限られていましたが、新サービスを実現するためのパートナーを探していました。
条件としては「サービスのアイデア段階から共創してくれるパートナー」が良かったんですよね。
他社さんからもご提案をいただいていましたが、進行のスピード感がマッチするニジボックスさんとご一緒することに決めました。

一緒に考えながらものづくりができるチーム感

中井:今回ニジボックスに期待していたことはどんなところでしょうか?

二葉様:iction!側のメンバー間では、「課題を解決したい」という思いと、解決に向けた筋道も見えていました。
ただ、具体化にあたっての展開については漠然としたアイディアしかありませんでした。
ですので、それを実現するためにも、私たちの思いに向き合ってくださり、一緒に考えながらものづくりができる。ニジボックスさんの共創してくださる制作スタイルに期待していましたね。
最初は、アプリなのかWebサイトなのかも決めていなかったのですが、
「実現したいこと」、「ターゲットとなるユーザー像」、「サービスを通して提供したい価値」のイメージはあったので、それらをニジボックスの方々に率直に伝え、ディスカッションするところからスタートできました。

岸:iction!メンバーが持っていたビジョンを実際のデザインとして具現化したときに、ユーザーからはどう見えるのかを確認いただきながら進めました。
iction!プロジェクトのサービスでは、ターゲットの女性たちが感じている「不」を、いかに態度変容につなげるのかが重要になりますので、「本当に態度変容を起こせるデザインになっているか?」の検証を繰り返していきました。

ニジボックス 岸の写真

二葉様:このプロジェクトでは、仕事と妊娠の両立という余裕がない状況で、ユーザーがストレスなく使えるフロー設計をたくさん提案してもらいました。プロトタイプも用意いただいたので、実際にアプリを触りながら一緒に検討することもできました。

岸:フロー設計では60パターンぐらい違うデザインを用意して、出産直後の方にも使ってもらいました。生の声を取り入れながら試行錯誤し、使いやすいデザインを作り上げていきました。

中井:「共創する制作スタイル」というのは具体的には?

岸:パートナーとクライアントという関係性を越え、圧倒的当事者意識を持って案件に臨むことだと思います。チーム感を創り出し、相手と同じ目線で物事にコミットしないと見えて来ないものがあると思っています。

二葉様:マネジメントとしての目線で現状の課題を理解して下さったり、率先して周囲のママさんにヒアリングをしにいくなど、フィールドワークへも積極的に動いて下さったり、ユーザーの抱える「不」を理解しようという意気込みがすごく感じられましたね。「良いものを作りたい」という思いを、我々だけでなくニジボックスさんも同じ目線で持っていてくださったので、妥協することなく、こだわったサービスを作ることができました。

二葉様:以前ニジボックスさんと一緒に作った中でも特に印象的だったサービスの一つに、「カムバ!」という妊婦向けのアプリがあります。
当時から妊婦向けのアプリは世の中にたくさんありましたが、出産後も「働き続けること、活躍し続けること」を目的として、やるべきことを知るべきタイミングで得られるものはそれまでに無いものでした。

一人ひとりが役割を超えてコミットするチーム

中井:今回ご一緒して、思っていた以上によかった点はありますか?

二葉様:エンジニア、分析チーム、ディレクターなど、それぞれ担当の方がいらっしゃるのですが、コミュニケーション能力の高さからか、どの方と話しても認識齟齬がなかった点です。また、メンバーそれぞれ強みがあって、こちらの意図をうまくくみとりながらも遠慮せずにアイデアをぶつけてくれるので、話がまとまりやすかったですね。
一緒にプロジェクトを進めていてストレスを感じなかったのもよかったです。
特に藤原さんはエンジニアにも関わらず、役割的に参加する必要のない領域の企画会議にもほぼ全て出席してくれたんです。
一般的にはエンジニアはある程度仕様が決まってきた段階から参加するものだと思うのですが、当事者意識を持って「もっとこうあるべきなんじゃないか」というのを盛り込んで提案してくれたのはこちらの期待をこえていました。心強かったです。

ニジボックス 藤原の写真

藤原:サービスに対して愛を持って取り組んでいるので、エンジニアだからここまでしかやらないといった、自分の専門領域に限定した役割についてはあまり意識していませんでした。また、二葉さんの掲げるサービスのメインコンセプトがプロジェクトを遂行していく中で一度もブレなかったので、お互い共通認識を持ってスムーズに進めることができました。

検証と改善を繰り返し目標KPIの2倍を達成

中井:ニジボックスが参画させていただいたことによって、どのような成果がありましたか?

二葉様:「iction!みらい家計シミュレーション」というサービスは、ユーザーがイメージする教育プランやライフデザインにあわせて65歳時点の世帯貯蓄をシミュレーションしてくれるツールです。
お金の話は煩雑になりがちですが、それをスマホで手軽に5分程度で算出できる簡単なものを目指していました。
ですので、リリース直後のKPIはトップからの完了率とし、同種のサービスを参考に少し高めの30%を目標に掲げたところ、結果としてその倍の60%を達成することができました!
また、本サービスは累計130万人(2020年3月時点)のユーザーに使っていただいているのですが、実際にシミュレーションの結果を表示させるところまでいかないと、本来の目的である態度変容にまでつなげられません。
ところが、本サービスを使った専業主婦の6割が態度変容(本サービスの場合は、就業意欲の向上)に役立ったという評価を得ることができました。これは非常に高い数字だと思います。
これらの、結果を出せたのもひとえにニジボックスさんとの理想的なチームワークがあったからだと思います。
例えば、グラフの出し方一つとっても
「どう表示したらわかりやすくなるか」、
操作面でも片手で入力しやすいように
「数字を打ち込む形ではなく、バーで入れられるようにしよう」とか、
回答が難しい項目には
「最初に仮でも数字を入れておいた方がいいのではないか」とか、
体験やUIについてかなり細かく議論させてもらいましたよね(笑)
どんなナビゲーションが、ユーザーの動きを遮らずに入力をスムーズに進めることが出来るのかを考え続け、何度もテストを重ねた結果、ユーザビリティを高めることができたのだと思います。

リクルート様との会議の様子

思い立ったら相談できる、近しい関係

中井:今後もご一緒させて頂けますか?

二葉様:今後もサービスやWebの開発といった案件があったら、まずはニジボックスさんに声をかけようと思っています。
担当の方たちはいつも相談相手にもなってくれて、こちらがまだぼんやりとした構想を練っているような段階でも、積極的に意見を言ってくれるので助かるんですよね。
一人ひとりの方がとても素直で、気持ちよくコミュニケーションできるのは大事なことですよね。
そんな姿勢に担当者間でムラがないというのも、さらに安心感があります。
多少論点がずれていたとしても、遠慮なく「こんなのどうですか?」と提案してくれたり、やりとりの中で私たちが想像もつかなかったアイディアをいただけたりすることもあるんですよ。

岸:たしかに、お客さんとチームになるということは強く意識していますね。
雰囲気作りも大切だなと思っていて、真面目な会議の場でも、時には楽しく笑いながらディスカッションできるようにも努めています。

二葉様:小規模に始めてみたいという案件には、ニジボックスさんはとても向いているのではないでしょうか。
まずはプロトタイプを作ってみて、兆しを掴むフェーズで共創していただくのに最適なパートナーだと思います。