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企画からデザインまで伴走、いつでも気軽に相談できるチーム感

エヌ・ティ・ティ・ブロードバンドプラットフォーム株式会社

エヌ・ティ・ティ・ブロードバンドプラットフォーム様とニジボックス担当者の集合写真

PROJECT

Japan Wi-Fi auto-connect

Japan Wi-Fi auto-connect」は、アプリをインストールして初回起動時にユーザー登録を行うだけで、日本全国の自治体や商業施設など、482のWi-Fiサービスと約10万スポット(2020年4月現在)のフリーWi-Fiスポットに自動で接続してくれるアプリです。

中井:今回のプロジェクト概要を伺えますでしょうか?

ニジボックス 中井 潤の写真

南部様:私たちは、NTTグループの中で唯一の無線LAN(Wi-Fi)事業専業会社として、「Japan connected-free Wi-Fi」と「Japan Wi-Fi auto-connect」というフリーWi-Fiへの接続をサポートするサービスを運営しています。
もともとフリーWi-Fiは店舗や駅、街中など色々な場所でご利用いただけますが、それぞれのスポットごとにメールアドレスを入力したり、アカウントを登録したりしなければならず、接続までの手続きがお客さまにとって非常に手間になってしまう、という課題がありました。この課題を解決するため、2013年の11月にさまざまなフリーWi-Fiに1度のユーザー登録で接続できるアプリ「Japan connected-free Wi-Fi」をリリースしたのです。その後、フリーWi-Fiの認知度が高まりアプリのご利用者も増え、国内はもちろんインバウンド(訪日外国人)のお客さまにもご利用いただけるようになりました。
でもその一方で、OSの仕様変更に伴いワンタップでの接続がうまくいかなかったり、消費電力が多かったり、という課題を抱えていました。
時期的にも2020年の東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の開催も控え、これを良い機会として、アプリを新しく開発することにしました。それが「Japan Wi-Fi auto-connect」です。

NTTBP 南部様の写真

遠藤様:また自動接続機能のあるアプリは、すでに別会社様のさまざまなものが広く出回っております。
私たちのアプリも自動接続機能を基本機能としてプラスすることに加え、他社様のアプリにはない機能や、私たちNTTBPだからできるセキュリティ対策、そしてより使いやすいUIの新しいアプリをリリースすることを目標にして進めてきました。
カラーリングやインバウンド向けというコンセプトは当初のものから引き継いでいますが、今回はリニューアルではなく新アプリのリリースという形を取ることとしました。

NTTBP 遠藤様の写真

UI/UXをしっかりやりたい…、以前ご一緒したニジボックスが浮かんだ

中井:今回ニジボックスを選んでいただいたのはなぜですか?

月田様:もともと「Japan connected-free Wi-Fi」の開発をする際に、ニジボックスさんにユーザーテストと、ウォークスルー画面の追加プロジェクトを手伝ってもらった実績があり、今回も新しいアプリについてUI/UX観点で協力してもらいたいと思い、お声がけしました。

NTTBP 月田様の写真

遠藤様:特に、新規プロジェクト立ち上げの時はアプリのコンセプトや画面デザインが舵取りの役割を担います。社内の関係者を説得したり、プロジェクトの方向性や施策の方針決定をしたり、会社の意思決定の大切な場面では画面デザインが重要なのです。
実は、ある段階までは内製で進めていたんです。
ただ、UI/UX、デザインと言っても実際に進めていかなければならない作業は実に多様で、社内リソースだけでは少々不足な部分を感じていました。
そこで、具体的な要件などが見えてきた段階で Japan connected-free Wi-Fiアプリで得られた社内デザイナーの経験や知見と、ユーザテストを含めた社外のUI/UXの知見を掛け合わせて、より洗練した画面デザインをめざそう、ということになったんです。
「伴走」というキーワードがご提案時にありましたが、まさに一緒に走ってくれるパートナーという関係を期待して、以前にも実績のあるニジボックスさんにお願いすることにしました。

開発もデザインも、ワンストップで任せられる安心感

中井:今回どんなことを期待されていましたか?

遠藤様:デザインの実装には技術的な裏付けも重要な要素だと思います。その両方の知見があるニジボックスさんであれば「デザインと開発の両面をバランス良く進められるな」と、特に期待していました。

月田様:ユーザーテストも含めたUXデザインの知見も発揮いただけると思ったのです。デザインだけを依頼する形になると、こちらがオーダーしたデザインを上げていただくだけになってしまうことが多いんですよね。
比較検討とまではいかないんですが、最初は開発ベンダーとデザインの制作会社を別で探していたんです。最終的には、プロジェクト全体を把握してくださっているニジボックスさんとご一緒するのがプロジェクトを一番早く進められる、と判断したんですけどね。

時間の流れで観るユーザー体験の設計

中井:今回、ニジボックスとしてUXやデザインでこだわったポイントはどこでしょう?

ニジボックス 横井の写真

横井:ユーザーがWi-Fiを繋げるまでの流れの中で適切な心理状況をつくること、その品質についてはUXデザイナーの担保する部分だと思ったので、UXとしては最初にユーザーフローの作成をしました。
「もしかしたらユーザーさんはここで不安になるんじゃないかな」
「家でダウンロードして、実際に外で使うまでの間にどうやったらアプリを忘れないでいてくれるかな」
というように、あらゆる場面を想定し仮説立てしていきます。
UXを考えたからこそ、ユーザー体験における大事な要素を入れられたんだと思います。他には、ユーザーに通知機能をオンにしてほしいという要望を頂いた際には、
一連のユーザー体験の中で「ユーザーにアプリの通知をオンにしてもらう」にはどうすれば良いか、
今までの調査を踏まえてユーザーの方がどんな場面でどう感じるのかをイメージして、オンボーディングでどんな内容を訴求するかを検討していきました。

時間の流れで見る顧客のアプリ体験を示したスライド画像

齋藤:このアプリはユーザーが事前に設定しておけば、Wi-Fiに自動接続できることが大前提になっています。そのため、接続機能(主導線)だけでなく、オンボーディングを最重要課題として検討を重ねました。
目的はユーザーに「Wi-Fiに接続する」機能に到達してもらうことですが、オンボーディングでは、通知や位置情報の許可に対する心理的なハードルや、わかりにくさをいかに解消するかを考えながら、体験の順序や、イラストでのフォローなどを考えてデザインしました。

アプリの初期開発フェーズ トップ画面の画像

要所ごとに、期待を越えるアイデアが出てくる信頼感

中井:ニジボックスに今回ご依頼いただいて、良かった点はありますか?

月田様:要件が変わって、急に別の画面を作らなきゃ!となった時もとても助かりました。
「ニジボックスさんに作成していただいたデザインのガイドラインに乗っとってやりましょう!」とか、
「一緒に作った画面でこういう風なデザインにしているから同じデザインで作りましょう!」とか、
ニジボックスさんに軸をきちんと定めてもらったおかげです。今日までずっと、本当に助けられていますね。

遠藤様:UI/UXの新しいデザインとして「サークルUI」を提案いただいた際、社内の幹部説明にもレビューしたのですが、「ぐるぐる回して切り替わるっていうのはあまり今までなかったよね」と反応が良かったですね。このような斬新なものは、我々からは出てこないアイデアなので、提案頂きとても参考になりました。
ひとつの例えですけど、アプリを生み出すのって、タネをまくようなものだと思っています。
それで、芽が出て育っていくじゃないですか。でも大きく育っていくには肥料が必要で、その肥料の中のエッセンスを、ニジボックスさんにやっていただいたのかなと思っています。
水だけでは枯れてしまうところを、その肥料があるから、どんどん育っていける。植物に例えるとそういうイメージですね。要所要所で、助けていただきましたね。

南部様:競合アプリの調査や、技術的に実現可能なのかを検証した後に、テストアプリも作っていただいたんですよね。おかげで初期のイメージづくりの段階でも、「自動接続機能はこんなかたちで動くんだな」と、とてもイメージしやすかったです。
繰り返しになりますが、やはりデザインと開発の両部門が一つの会社にあるのが、ニジボックスさんの強みですよね。

チーム感で伴走し続ける、密な制作スタイル

中井:そのほか、思っていた以上に良かった点はありますか?

月田様:かなり、こまめに打ち合わせさせていただいていたと思います。
「週2回も、そんなに来てくれるんだ!」と驚いた覚えがあります。とても、たくさんお話しさせていただいたプロジェクトでしたね。

遠藤様:例えば、午後3時ごろに電話がかかってきて、「午後5時から電話会議をさせてもらえませんか」と、数時間後の打ち合わせを提案されたこともあり、スピーディだなと感心しました。ニジボックスさんは動きが早い会社で、我々もフットワークの軽い会社だったのでちょうど良い相乗効果も生まれたんだと思います。

齋藤:今回は密にコミュニケーションさせていただくことで、貴社でのレビュー結果や、ヒューリスティック観点、ユーザーテストの結果などを受けて、実現したい体験に向かって議論を重ねながらプロトタイプの精度をあげていきました。

ニジボックス 齋藤の写真

UI/UXからマーケティングまで幅広く一緒にやりたい

中井:今後もニジボックスとご一緒させていただけますか?

遠藤様:お客さまが何度も立ち上げるアプリではないので、お客さまの意識に残りにくいという課題もありますので、Webサイトなど、アプリの外側での情報発信もやっていきたいですね。
そういう面でも、ニジボックスさんにUI/UXの観点からお手伝いいただければなと思っています。

月田様:アプリの中だけでなく、先ほど話題に出たWebサイトなど周辺のもの、他にもApp Storeや Google Playでのアピール方法などもあわせて、UXを一緒に考えていきたいです。

NTTBP様との会議中の様子