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新規事業をする上で一緒にゴールを目指せるパートナー

株式会社みずほ情報総研

みずほ情報総研のご担当者様とニジボックス社員の集合写真

PROJECT

ほいれこ

「ほいれこ」は、子育て世代に対して保育園の情報提供や保育指数の算出シミュレーションなど、煩雑な保活に対するサポートとして、保育園選びに関する情報を手元のスマートフォンから確認できるサービスです。
(1)保育園検索機能
住所検索で自宅から近隣の保育園を探すことができます。絞込み検索機能や、保育園ごとの詳細情報が確認できます。
(2)シミュレーション機能
保育指数をシミュレーションし、昨年度の保育指数情報から保育園を探すことができます。(「保育指数」とは、認可保育園への入園の優先順位を決めるための参考点数です)
詳細はこちら

新規事業をする上で一緒にゴールを目指せるパートナー

中井:みずほ情報総研様とは、子育て世代をサポートするサービスを実現するため、課題策定から実証実験に至るまでの各事業化プロセスに、トータルで伴走させていただきました。今回ニジボックスにご依頼いただいた際には、プロジェクト進行にどんな課題をお持ちだったのでしょうか?

ニジボックス 中井 潤の画像
中井 潤
株式会社ニジボックス UI/UX制作室 UXグループ マネジャー
自身のマーケティング経験を活かし、入社直後にグロースハック商材の開発/受注に成功、ニジボックス社内AWARDを連続で受賞。UXデザイン領域のコンサルティング事業の拡販などから、全社MVP獲得。イベント登壇などでのフィードバックを続けることで、日本のUX業界全体のデザインリテラシー醸成に専心。

島田様:社会課題の解決を目的として「子育て領域」で新規事業創出に取り組む、ということは決まっていたのですが、ターゲットを絞り込めていない状況でした。
この領域で課題を抱えていらっしゃる方達の生の声を聞くために調査が必要なのは分かっていましたが、リソースの問題もありまして…。
「どう進めたら…?」と迷っていた際に、たまたまニジボックスさんと接する機会があり、今回のサービス開発に伴走してもらうことにしました。

みずほ情報総研 島田 卓 様の画像
島田 卓 様
みずほ情報総研株式会社 AI Powerhouse 事業戦略部 調査役
同社内でコンサルタント・SEとしてiPadによるペーパレス会議ソリューション立ち上げなどを経験した後、新規事業を担当する部署へ移動。現在は、子育て分野の新規事業創出を担当。
今回のプロジェクトではプロジェクトリーダーとして参加。

中井:ニジボックスを選んでいただけたのはなぜですか?

島田様:これから新規事業を創出し育てて行こう!という状況でしたので、ユーザーにちゃんと利用してもらえるサービスにするため、UI/UXが重要であると考えていました。
何社かご提案をくださる中で、最終的なサービスイメージを見据え、リサーチから始まり検証・事業化まで、一連の事業開発プロセスに伴走してくれるような提案を下さったのはニジボックスさんだけでした。

中井:特に立ち上げの時に気をつけるべきだと思っていたことはありますか?

島田様:ユーザーの抱えている本当の課題が何か、自分たちは何を解決したいのかを見失わないように気をつけていました。

徹底した調査で、真のニーズを明らかに

中井:ニジボックスに特に期待していたところはありますか?

島田様:ユーザーインタビューについてこちらが求めていたのは、子育て世代の方達の課題抽出だけではなく「それが本当に必要なものなのか?」までを確かめることです。
ニジボックスさんは期待通り「課題調査」と「ニーズ調査」の2段階でしっかりと分析まで一緒に進めてくれました。

中井:では、今回ご一緒させていただいて、特に良かったところはありますか?

島田様:一連のインタビュー調査のプロセス、リクルーティング(ターゲット想定ユーザーを集めること)や課題整理までしっかりと伴走してもらい、インタビュー後の課題の整理や解決策のアイデアなども一緒に考えていただけたことです。
また、アイデアを見える形にするストーリーボードなど、報告・共有くださる資料が分かりやすく、我々のチーム内でも意識合わせしやすかったです。
こうしたものは我々だけだと厳しかったのかな?と思っています。

ユーザーの抱える本質的な課題を見つけ出す

中井:今回は、調査、課題の洗い出し、実際の制作物の開発までをお手伝いさせていただきましたが、本質的な課題の特定と解決策のアイデアはどのように絞り込んでいったのでしょうか?

島田様:最初は、社内メンバーの中から「想定ユーザー」に対してアンケートを実施していましたが、対象人数が少なかったり、男女比も偏っていたり、充分なデータを集められませんでした。
ニジボックスさんにサポートいただくことで、偏りなく適切に課題を導き出せる規模のユーザーインタビューを実施することができました。

ニジボックス 引地 亜海の画像
引地 亜海
株式会社ニジボックス UI/UX制作室 UXグループ UXデザイナー
新卒でニジボックスに入社、リクルートの新規販促メディアの企画営業を実施。成果をあげ社内にて表彰。中井と共にUXデザインの専門組織に立ち上げメンバーとして参画。ナショナルクライアントの新規事業立ち上げを中心に支援。ほいれこではUXデザイナーを務める。

島田様:まず共働きの方にインタビューを行いましたが、妊娠、産後、職場復帰の各段階で皆さんが様々な課題を抱えていることが分かりました。
中でも、保育園探しはとても手間がかかり、大きな課題と感じています。地域や自治体の待機児童の状況や入園の条件を調べ、ちょうど良いと思える施設を見つけたら、実際に見学に行って雰囲気を確かめる必要もあります。

松井様:ほとんどの保育園で申し込み期間が終了し、結果の通知がきてはじめて入園の可否が分かることも問題でしたね。

島田様:これらの課題を解決し、より多くの方に使っていただくには、ユーザーに自治体ごとの入園の難易度や近隣の保育園についてパーソナライズされた情報を提供するサービスがあれば良いと考えました。

引地:みずほ情報総研様のお子さんのいる方とのディスカッションもとても参考になりました。
インタビューで抽出した課題とはまた違った視点のアイデアも多く生まれ、子育てひとつとっても性別や立場、環境などによって課題感が違うことを実感しました。

みずほ情報総研 松井 賢 様の画像
松井 賢 様
みずほ情報総研株式会社 事業戦略部 参事役
インターネット黎明期からインターネットを活用した案件に多数携わっており、みずほグループ主要会社のコーポレートサイト共通基盤立上げなどを担当。
近年はみずほ情報総研内のプロジェクトへの技術支援業務に携わる。
今回のプロジェクトでは、技術支援および企画の全体調整役として参加。

パートナーとして伴走してもらえる安心感

中井:アイデアをもとに、プロジェクトを次の段階に進めても良いという意思決定はどのようにされましたか?

松井様:事業化計画なども見ますが、プロジェクトリーダーが課題解決に対してどれだけ強い思いをもっているのかを重要視しています。
こうした新規事業のプロジェクトでは、プロジェクトリーダーが孤独になってしまったり、当事者意識をなかなか強く持てなかったりする場合もあります。
そんな時には、常に伴走してくれて、良いタイミングで背中を押してくれるようなチームメイトが居ると心強い。
今回はニジボックスさんがいたおかげもあり、形になるまで走り切れたと思います。

引地:そうですね。連携はかなり密にさせていただきました。
モックアップを作る際にも、島田さんと毎日のようにお電話させていただくなど、一緒の会社で働いているくらいの会話量だったと思います。
また、インタビューに同席していただけることも多かったので、お互いに共通認識をとりやすく、齟齬なくプロジェクトを進めることができたと思います。

島田様:チーム感を持って同じ目線で議論やプロジェクト推進ができたのは大変有難かったです。結果として、ユーザー課題の設定がきちんとできたので、ブレないコンセプトを定められました。

松井様:一緒に目標に向かって走って行ける関係性が良かったですね。

中井:ニジボックスではチーム感を保つために、何かこだわってしていたことはありますか?

引地:チームとして共通認識を持って進めること。そのために、情報を共有する際の分かりやすさを徹底することですね。
例えば、関係者間で認識を合わせやすくするため、調査や分析結果をお渡しする際には、フレームワークなどを使って可視化して伝えることを重視していました。
「ほいれこ」のサービスでは自治体からの協力を得る必要があります。その際、ユーザーと自治体双方へのメリットがぱっと見ですぐに理解できるものになっていることが重要なんです。

島田様:そうですね。自治体の方に見ていただくためのサービスのワイヤーフレームを用意いただき、課題やコンセプトの伝え方ついても事前に教えて下さったので安心でした。

中井:社内への説明や次のステップへ進めるために役立ったアウトプットなどはありますか?

島田様:提案がユーザーの声にしっかり紐づいていることが説明できるようになっていたので、社会課題の解決にどのように役立つのかということを理解してもらいやすかったですね。

みずほ情報総研様との会議中の画像

分かりやすく、共感しやすい資料作成

中井:プロジェクトの中で、大変に感じられたことはありますか?

松井様:未婚のチームメンバーは、保活(保育園の入園準備)未経験ですので、今回の課題を自分ごと化するのに苦労していました。

中井:「自分ごと化する」という観点では、ニジボックスはどのように役立ちましたか?

島田様:当事者でなくても、共感をもって理解できる資料を作っていただいた点が助かりました。
インタビュー調査のレポートを作成いただく際に、保活未経験者でも共感しやすいように丁寧に言語化していただいたので、振り返りがしやすかったです。また、プロジェクトの全体像も資料の中で可視化されていたので、直接関わっていないメンバーへの共有もスムーズでした。
メンバー間で常に共通認識を持てていたので、プロジェクト自体が長期に渡ったり、メンバーが変わったりするなかでも、サービスのコンセプトや設計からブレずに進行できたと思います。

中井:ご好評いただけて良かったです。ありがとうございます!

では、調査や分析のプロセスに対して適切な時間をかけて課題を明確にしたことによって、どのようなメリットがありましたか?

島田様:ユーザーインタビューの実施はもちろん、自治体や保育園へ実際に訪問することを通して、現場の方達も課題を抱えていることが実感できました。
現場に共感したことで、自治体からどうやって情報をもらいユーザーにはどのように届けるのか、という仕組みについても適切に設計できたと思います。

松井様:いろいろな解決策の検討や経過を踏まえながら、課題と解決手段を導き出せていたようなので、必要な時間だったと思います。

会議資料の画像

ビジネスの変化に寄り添い続けてほしい

中井:ほいれこの今後の展開について教えてください。

島田様:現在実施している実証実験の終了後、その結果を元に事業化していくことが、これからのフェーズです。
今後はビジネスとしての収益性も重要になってきますが、どのような課題を解決したいのかというコンセプトはぶれないようにしたいと思います。

松井様:われわれは、“BtoBtoC”の中でも“toB”はこれまで数多く行ってきました。
ただ、最終的なアウトプットを一般のお客様に届けることについては、そこまで経験がない状態です。
今後は、ほいれこを起点に“toC”の部分でも仕事をできるようにしていきたいですね。

中井:そうした将来像の中で、今後ニジボックスは、どんな面でお手伝いさせていただけますか。

島田様:ローンチ後でも、サービス展開や保育園を取り巻く制度などの環境変化にともなって、ビジネス因子や課題の優先度も変わっていくはずです。
ニジボックスさんには、ブラッシュアップやサービス強化のために引き続き協力いただきたいですね。
会社としても、これからさらに事業を立ち上げていかなければいけませんし、他の案件でもご一緒できることもあると思います。

松井様:他の現場の案件なども、我々を通じてコネクションが広がっていくこともあるかなと思います。

中井:引き続きよろしくお願いいたします!本日はありがとうございました!

みずほ情報総研様とニジボックス社員の集合写真